今日は秋晴れ、久し振りに晴れ上がったいいお天気でした。
都内の勤め先のビルから富士山が望めました。
年に数回しか見られない光景。
空気が乾燥する冬場に機会が多く、今の季節では珍しい。
異常乾燥状態が続く冬場より多少空気が湿っているせいか
ボケ味を効かせたフィルター越しで見たような
たうっすらした感じの富士山の姿でした。
私の勤め先から富士山までは約100km。
相手が大きければ100km先の物でも見えてしまうのですね。
実際、お月様やお日様が見えることを考えれば、
相手が大きくて明るければどんな遠くでも見えてしまうはずなのです。
目に光さえ届き、目で認識できるだけの大きさであれば
「見える」ということになるのです。
空気の澄んだ秋晴れの下、遠くを眺めるという時間を持てるということは
現代ではかなり贅沢な時間の過ごし方なのかもしれない。
日々の暮らしは遠くを見ようとしてもなかなか眺望が利かず、
波に足下をすくわれることがしばしば。
はは、
「灯台先は霧中で下暗し」の世の中になってしまったようですね。