この半年の経済の動きを見ていて感じるのは
ここ100年間の世界経済のシステムに「リセットボタン」が
押されたと考えています。
全世界の経済博識者が論じて築き上げてきた経済システムに
無理があり、システムが自動的に「リセットボタン」を押したのでは。
人間の欲望と悪知恵で巨大化しすぎた世界需要。
更に欲を含んだ需要予測を織り込むことが、万人の考えであった。
ところが経済システムの自制機能がすべての欲望を遮断し
「リセットボタン」を押し込んだ。
世界経済を根本から考え直させるために。
今回の経済界の混乱は過度の需要見通しが原因と考えられます。
現実は需要は急速には膨らまないし、理由の無い膨脹も有り得ないのです。
それを白日の下に示してくれた。悪夢からの目覚めです。
今の対処策は、正確な需要量を把握すること、
需要量に適した生産を行えば、経済は正しい軌道に戻るはず。
経済システムが押したボタンは「リセットボタン」であり
「電源切断ボタン」ではないのだから。