判断と確率についてですが、
50:50 の場合が一番難しい。
宝くじの1等賞ように 0:100 に限り無く近い状況がわかっていても
買うか買わないかの判断には心が揺れるものです。
パチンコの勝率は1:99 位なのでしょうか?
損して当たり前の気分で楽しむのがパチンコ道なのでしょう。
難しいのは、「株式」「外貨」等の金融商品。
これは 50:50 の世界。
儲かるはずだからという考えで投資する人と
損をするかもしれないという考えで投資しない人とに分かれます。
損をするかも知れないと考える人が多数派なのでは。
儲かるはずだからと考える人が少数派なので
思い通りの結果になった時はハイリターンを得られることに。
さてさて、50:50の時の正しい判断はと考えると・・・・
個人が判断を下す時と、会社更に社会という組織が下す場合とで
基準が違うはずなのですが・・・・・。
判断を誤った例が私達の周囲には多すぎるのではないでしょうか。
50:50
トヨタ下期赤字
とんでもない事態。
私は予想もしてませんでした。
ビッグ3が大ピンチの状況であることは知らされていましたが、
トヨタが下期業績見通しを赤字に修正するとは・・・。
ホンダのF1撤退のニュースで日本の自動車メーカも
大打撃を受けているとは思ってましたが、
その時のトヨタはF1活動は継続するとのコメントだったので。
日本のトップ企業の屋台骨さえ揺さぶられる状況が実態なのです。
SONYの16,000人のリストラの話題も聞いたばかり。
景気の良い話は聞けませんね。
液晶業界も大型設備投資を重ねていますが、市場の冷え込みは
目に見えてます。
次は・・・・。
いくらでも想像できてしまうのが怖い。
今までは組織の強さを隠れ蓑で活きていけましたが、
これからは個人の能力が高くなければ生き残れない。
私は生き残ることができるのかな。
88円台
ドル安が続いている。
米国の経済情勢が余りに悪過ぎるから。
結果外国為替市場が円高に触れ、日本の経済も大打撃を。
88円台の声も聞きしばらくは90円を挟んだ状態が続きそうです。
お仕事の関係で外貨を扱っているので外貨レートは非常に気になります。
私の記憶では、平成7年4月に79円台がありますが、その時の
為替の動きと勢いが非常に似ております。
この勢いですと2009年3月に再び80円を割り込むことがあるかもしれません。
そのケースを想定し何をすべきか考える事が肝要です。
阪神大震災のあった直後、その頃の事を思い出すことが必要です。
マニュアル
マニュアルって・・・・。
マニュアルどおりに業務をこなす。
その方式が賞賛され、企業の基本方針となったケースは多い。
それで業務をマニュアル化する努力がなされてきた。
結果、業務知識はマニュアルから学べという考え方に陥る。
では、マニュアルに書いてない事態が発生した場合は・・・。
最近世間を騒がせていることはマニュアルに書いてないことばかり。
書いてあったとしてもマニュアルの筋書きどおりでは対応ができないケースばかり。
マニュアルを読むことで対応を誤ることも多いのでは。
誰もがその対応に頭をひねっております。
ならば、経験と勘、知識と知恵とを働かせて動くしかない。
マニュアルという羅針盤が無くても、
太陽の位置、星の位置で船を導くことは可能なのだから。
これからの一年でマニュアルが大きく書き換えられるのかも
FAIRLADY Z と SKYLINE
新型フェアレディZと新型スカイラインが発売されましたね。
若き日の私にとってどちらも憧れのマシンでした。
そう車ではなくてマシンだったのです。
Z432、GT-R
ストレート6 DOHC のエンジンは究極の一品だった。
メカニカルに制御されるバルブの開閉は
機械設計者の憧れだったのです。
新型フェアレディZと新型スカイラインは
とても良くできたマシンだと思います。
乗り心地、居住性、安全性そして走行性能も。
車も時と共に成熟されてきた。
でも、いい車なのですが何故か胸がときめかない。
なら GT-R があるじゃないか。
GT-R はすでに羊の皮を被った狼ではなくなってしまった。
車を見る私の目が変わってしまったのも確かです。
いつの日かまた胸がときめく車って出てくるのでしょうか。
HONDAがF1から撤退
HONDAがF1から撤退することが決定。
これは衝撃的な出来事。
本田宗一郎すなわちHONDAがHONDAであった証が
F1への挑戦であったと思っているからです。
私自身機械屋ですので、F1への思いは人一倍深いものがあります。
自分でF1マシンを設計しレースに挑戦することは
機械屋であれば一度は夢見ることだと思いますので。
しいては今の世界の経済状況の悪化がいかに深刻なのかを
改めて思い知らされる事件でもありました。
幸いのことにTOYOTAはレース活動を継続するらしい。
ただ、HONDAとTOYOTAでは
挑戦の意味が微妙に違うと感じてしまうのは
私の錯覚なのでしょうか。
バブルと金融危機
9月15日のリーマン・ブラザースの破綻から
全世界に金融危機が波及した。
同時に金融商品のバブルもはじけ、
全世界から巨額な資金が消失した。
日本は
バブル崩壊、金融危機をすでに体験しており
打撃を多少和らいで受け止めることはできたようですが、
絶対的なダメージでは他の国と同様で、かなり深刻です。
オリンピック開催までの中国の勢いに
世界が同調していたような風潮がありました。
特にドバイの勢いは傍から見ても異常としか思えない程。
局面が急転してこれからの動きは・・・。
日本は加工貿易により輸出国であり、
買い手となる世界各国が金融危機に喘いでいる状況を
深刻に受け止めないといけない。
過去のバブルと金融危機は日本が震源で、
自国で解決できたが、今回はそうはいかない。
自力本願、他力本願どちらも叶わないと解決できないのであるから。
「能書き」と「設計図」
物事を始めるきっかけが「能書き」であることが多い。
というか「能書き」を並べてそれを他人に押し付けて
実現させることを仕事としている人が多いようだ。
私は本来機械屋であり設計図を書くのがお仕事。
今は経理であったり、情報システムであったりしますが
お仕事に合わせて設計図を書くという本質は変わりません。
業務の設計図をひいていくと、効能が見えてきます。
逆に求められる効能を的確に示してくれれば
設計できるかどうかの判断も可能です。
ビジネスですので、予算も設計の要素となります。
能書きを並べることは簡単です。
ですが、それを図面に落とすのは技術と時間が必要です。
実現できるか否かは、設計者の技量というより与えられた
設計環境による部分のウェートの方が大きいと考えます。
並べた能書きを実現できないことを、設計者の責とする
風潮がまかり通るのは、責任転嫁としか思えません。
設計図を読んで効能を正しく知った上で「効能書き」を
発行して欲しいものです。
Morro
Microsoftから気になるアナウンスが、
アンチウイルスソフト「Morro」の無償提供のアナウンスです。
09年後半からPCユーザー向けにアンチウイルスソフトを無償提供する。
ウイルス、スパイウエア、マルウエアに対するセキュリティ機能を持つ。
Windows XP、Windows Vista、Windows 7向け。
「Windows Live OneCare」は、09年6月30日で販売終了。
一般ユーザーにとっては無料で使えるアンチウイルスソフトの
選択肢が増えるので嬉しい情報なのですが
気になるのは、他のアンチウイルスソフトを開発販売している
ソフトウェア販売会社の今後の動向です。
高機能化を進める方向で開発・販売を継続していくのでしょうが
営業面では苦しくなっていくでしょう。
はは。
一番可哀想なのはすでにOneCareを購入しているユーザーかも。
セールス
「セールスマン」という言葉はあまり好きではありません。
物を売りつける人というイメージが強すぎて。
不要な物まで買わされてしまうことへの警戒です。
これが「御用聞き」となると言葉の雰囲気が好ましくなります。
自分の欲しい物を言いつければ入手できる訳で
不要な物については話題にする必要もないのですから。
お客様にサービスを提供するという点では同じなのですが、
お客様に与えるイメージには雲泥の差がついてしまいます。
これは、
買う側が「受か身」となるのか「仕掛け手」になるのかの
違いなのです。
お客様のニーズと提供できるサービスが合致するタイミングは
非常に少ないので、何度でも足しげく御用を伺いに行かなければ
チャンスは巡ってこないことになります。
そのチャンスを待てないから、積極的なセールスをしてしまう。
これが致命傷になってしまうのですよね。
売って来いでは物は売れません。
伺って来いが御用聞きのモットーなのかも。